FEATURE
『自分らしく生きる力』をはぐくむ
ポプラならではのとりくみを紹介します。
自分の経験や感じたことを
表現する活動
- 描きながらおはなしをする活動を0歳児から始めます。「きいて きいて あんなこと こんなこと」「へぇ」「なるほど」「そうなんだ」いっぱい聞いてもらえるから いっぱい伝えたい。伝えたいことがいっぱいあるから、いっぱい描きたい。こどもにとって、保育者にゆったりと自分だけのお話を聞いてもらう楽しみな時間です。
- 「~みたい!」「〇〇のつもり!」 自分がイメージしていることが友だちとつうじあってうれしいな。何かになりきるってホントに楽しい…。2~3歳から始まるごっこ遊びはやがて友だちと役の分担をするようになり、4・5歳児になるとさらに発展した劇あそびが楽しめるようになってきます。「この絵本の中の少年だったらどうするかな?」「どんな気持ちでこの言葉を言ったのかな?」とあそびの中で、自分ではない他者のことを理解しようと試みる。この経験が、相手の気持ちという〈見えないもの〉に寄り添う力に育っていき、友だちとのより良いコミュニケーションが生まれます。道具を考え作ったり、役割を理解したり、とたくさんの話し合いを重ね、一人一人のもつ力がすべて注ぎ込まれる活動です。
自分から働きかけて
いきたくなる活動
- 「さわってみよう」「少し混ぜてみよう」「バラバラにしてみよう」「たたいてみよう」・・・
保育者はこども達の好奇心を刺激し、意欲的に働きかけていく姿を見守り、応援します。意欲的にいっぱい遊べるものと出会うには、どのような環境設定にしたらよいのか?そのためのカリキュラム検討を毎月行う他、日常的にスタッフ間でアイデアを出し合って、あそびがより楽しくなる工夫をしています。毎年、年間でのべ100回以上研修会へ参加し、子どもの発達への理解を深め、専門性を磨いているからこそ可能な環境設定です。また「いろいろな国の文化を知る」「日本に伝わる文化を知る」といった視点からの教材選定も行います。
体験する・体感する活動
- (おとまり保育、雪あそび遠足、芋ほり、山登りなど・・・)
- 草のにおい、土の手触り、雨の音、斜面をすべりおりるスピード・・・五感をフルに使わないとこどもの感性はさびついてしまいます。バーチャルの体験や机上での知識ではなく、実際に体験する機会を積極的に作ります。
たくましく、しなやかな
からだづくり
- さまざまな活動の土台となる「からだ」をつくっていくために、「食育活動」とともに体幹を鍛える「運動あそび」をたくさん行います。その中でもピアノの音に合わせてからだを動かす「リズム運動」を積極的に取り入れています。しなやかで、かつ、しっかりとした体幹があることで、座った姿勢の保持や手指の器用さの獲得につながるので、重要視している活動です。